言葉が通じない。 心も伝わらない。
思いはどこにも届かない。
かつて神の怒りにふれ、言語を分たれた人間たち。

我々は、永遠にわかり合うことはできないのか。
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2010.03.18 Thursday 
- -
mixed bath
 女、風呂、

振り子のように揺れるペニス、
覗く、
垣間見る、
突然目が合う、
男たちの視線、
にやけたどよめき、
男湯と女湯を隔てた深い川が流れる、
過去になった彼の名を叫ぶ、
助けて助けて、
誰もいない、
独り言、
妙に肌のきれいな中年男、
桜色の乳首、
伸びていくペニス、
サウナ、
女をマッサージする若い男、
マスターベーションをはじめる女、
脈が背中に触れている、
声が熱気に溶け充満する、
たちこめる匂い、
交差する視線、
視線、
視線、
乾いた咳払い、
声、
喘ぐ、
直立する若い男、
視線、
声、
若い男の指先が触れる女の背中、
垂れる汗、
垂れる汗、
尻をなぞる汗つぶ、
股が次第に広げられていく、
熱気と汗の液の匂い、


水風呂、
ぎゅうっと音をたてて縮小される私の血管、
吹き出る汗、
わきあがる性、
たくさんのペニス、
自分にはないもの、
もしあれば大切にそこだけ切り取ってきれいな錦の絹で包んでおく、
欠落している、
そこには究極に深い穴があり何を放り込んだとしても音さえはね返ってこない暗いさびしい穴
その穴があるからこそ、
私は生きていける、
自由、
何でも入る、
ナスビ、アスパラ、マイク、鍋のとって、
穴がなければ神様は何もあたえてくれないんだ、
空っぽだからこそ受け止められる、
アスパラ、
男は決して鍋のとってを握っても興奮しないんだろう、
なんてかわいそうな生き物だ、



風呂屋の意味を問いたくなった、
この目の前で揺れ動くたくさんのペニス、
あるものは大根のよう、
またあるものは皮膚がめくれて垂れ下っているかのよう、
揺れるというよりなびいているに近い、
そんなペニスでどうやって穴に転がり落ちた自分自身を救い出すことができるのか、
とにもかくにも男の逸物というのはあからさまにそこにあると存在感がありいくつもの物体が集結するそのワンショットは何やら歴史を感じさせる、
それもすごく古ぼけた時代を3Dカラーで見るようで恐ろしい、
そこには特にこれといって何もないからだ、
ただ丸腰の男たちがさっきまでの凛とした態度とは裏腹にペニスを揺らし闊歩しているだけなのだ、
そのあっけなさに目をうばわれ、
またそのギャップようなものにひたすらため息が出る、
少し青ざめた空にウィンクしながら、
むしろ私は、
この、
時代と、
共に、
去り行く、
命と、
死と、
生と、
我を俎上に乗せ、
刻み込まれるままに、
滴り落ちる露のように、
成すがままというように、






落ちていく、


こぼれていく、



ただ、



ゆっくりと、














ゆっくりと、












揺れる、



ペニス。


2010.02.23 Tuesday 22:15
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